薬・医薬品コラム

製薬会社の製造部門の仕事について

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「製造部門」の業務とは?

製薬会社は日本には数多くあり、大手から中小企業まで、先発メーカーから、ジェネリックメーカーまで、その種類も多種多様です。その中でも共通しているのは「製造部門」です。
では、「製造部門」では、どのよう仕事をするのでしょうか。
製薬メーカーの製造部門で作るものは、一般的には最終の医薬品です。つまり、病院や薬局で手にするお薬です。この医薬品の種類も、錠剤から、注射剤、添付薬、吸入薬など多種多様です。
これらを製造する工場は、厚生労働省の監督下にあり、清潔で安全な職場です。
医薬品の品質を守る為、作業は全て空調で管理された室内で行われます。また、製品も少量で軽いという特徴があります。
工場から出荷された医薬品は、病院や薬局に届くまで、梱包が解かれず、出荷されたままの状態で届けられます。病院や薬局では購入のロットサイズが小さい為、出荷の梱包サイズも小さいのです。

実際の製造現場ではほとんどが自動化され、作業員は機械の監視をするというのが一般的です。そして機械の稼働状態に異常がないかを記録し、規制当局からの査察に備えます。異常があれば、その原因を特定し問題点を検討し、解決策を講じるという作業が発生します。
毎日の作業としては作業終了時の機械の分解、洗浄、組み立ては日々の業務として発生します。作業はマニュアルに定められており、そのマニュアルに従って作業をしたという記録を残す事が大切なのです。これは医薬品に異物の混入などの問題が起こった際にその原因を調査する為に必須なのです。
そういった意味では、そこで働く人に要求される能力は、マニュアルに従って正しく作業を行い、それを記録に残す事を厭わない性格である必要があります。
作業は室内で外部から隔離されていますから、精神的に安定していることも必要です。
そのようのことから、人材は学歴が重視されるわけではなく、むしろ性格的な安定性が求められると言っても過言ではありません。
大学で薬学を学んだ人は営業部門に配属されることが多く、製造部門には薬剤師の資格を持つ人は限られています。製造部門の業務は大きく変わることが少なく、給料も他の業種と比べて高いところが多く、且つ年功序列の考え方がまだ強いので、業種としては好ましいものの一つです。

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