製薬会社コラム

C型肝炎の広告(疾患喧伝)は製薬業界の金儲けの為だった!

2016/11/24

知って、肝炎プロジェクト-ホームページ

C型肝炎のCMや広告って、やたらありますよね。なぜか沢山目にします。

知って、肝炎プロジェクト ホームページ
http://www.kanen.org/

なぜ「C型肝炎」のことばかり宣伝するのでしょうか?
これについては、過去に記事にしている通り、製薬業界の思惑があるのです。
昨年、ハーボニー、ヴィキラックス、ソバルディなどの肝炎の薬が認可されたのです。
「C型肝炎の特効薬」という事で話題になりました。そして多くの患者さんを助けたのです。
ただそれと同時に「薬の価格の高さ」も話題となりました。
「ハーボニー(Harvoni)」はアメリカで1錠1000ドル(約12万円)、日本では8万円という価格です。
ハーボニーは2015年8月31日から医療費の助成対象となり、患者の負担は月に1~2万円になったということですが、製薬業界からすると絶好の金儲けになるという訳です。
厚生労働省が価格を下げるという動きがあるらしく、そこで高いうちに売りさばいてしまおうという事で必死にCMなどでPR活動をしているのだそうです。

医者が処方する医薬品について、日本の法律ではCMや広告は禁止されているそうです。
そこで上記の「知って、肝炎」みたいな、啓蒙活動になるわけですね。
このことを「疾患喧伝」というそうです。
「そんなにC型肝炎の患者を救いたいのか!」と思いましたが、なんのことはない。単なる金儲けだった訳ですね。

※資料
病気の「啓蒙キャンペーン」のウラで動く製薬業界とカネ そのクスリ、本当に必要ですか(現代ビジネス 9月12日)

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