海外のジェネリック薬品普及で国内の製薬会社がピンチ?
2016/09/21
製薬業界で「2020年問題」と言われている問題があります。
世界で売れている薬の上位のものの特許期間が2016~2020年でどんどん切れるとの事です。
それによりジェネリック薬品が市場に出回るということになります。
ご存知のとおり、ジェネリック薬品は先発品よりも安い価格で購入できます。
そして、現在10億ドル以上の売上のある薬は単価が高いものばかりだそうです。
さらに、欧米は政策で医療費抑制のためにジェネリック薬品を推奨しているらしく、今後ジェネリック薬品が発売されたら爆発的に普及するだろう、という推測があります。
日本では、安い薬を「良くない薬」のように感じてしまう傾向もあり、欧米ほどジェネリック薬品が普及していませんが、今後そういった風潮が変わってくることも考えられます。
そのような状況で日本の製薬会社が生き残るにはやはりジェネリック薬品などの開発を進めることではないでしょうか。