新薬が出来るまでには10年以上の時間がかかる
病気になったときに何気なく服用している薬。
そんな薬が出来るまでにどれくらいかかるかご存じでしょうか?
実は全く新しい薬は発売するまでに10年以上の時間がかかるのです。
方法は一つではありませんが、一般的な流れをご紹介します。
目次
薬づくりの流れ
1.薬のタネを探す
まずはどのような病気に効くものを作るのか、そして薬のタネ、つまり薬の元となる成分を探し出します。
成分は、植物、鉱物、化学物質や微生物などから探し出します。
2.タネを育てる(試験1
そうしてその成分の中でも効き目や影響などを調べてふるいにかけていきます。
3.タネを育てる(試験2
治験などを行い、実際に人体への影響、効果などを調べます。
4.承認テストなど
ここまで10年前後かけてきた研究結果、試験結果などを国の専門機関に提出し、審査を行います。
承認されてようやく発売され、病院へ、私たちの手元へ届くようになります。
また、その後も薬を製造した会社ではずっと調査が続けられます。
薬づくりは長年かかって私たちの元へ届く
薬は命にかかわる大事なものです。そのため、とても慎重に実験や調査が行われます。
新薬の研究を開始しても、実際に薬として発売できるものは、5000分の1程度と言われています。
新しい薬をつくることは非常に大変なことです。
こうして私たちが安心して使うことのできる薬が作られていくのですね。